入退室及び注視状況記録システム


作品説明

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開発者:福井智瑛,中瀬勇太
開発期間:1年
開発環境:Pycharm
詳細:コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力の向上を目的としたワークショップやディベートといった グループでの活動が様々な教育機関で実施されるようになりつつある. 特にコミュニケーションについては,アイコンタクトやあいづちといった聴く行動スキルや積極的傾聴といった外部から 観測可能な振る舞いについての演習が実施されている.
本研究では聴く行動スキルの内,アイコンタクトや応答に関する行動に着目し,360度カメラの画像のみからグループディスカッション中の ユーザ間注視状況の分析を行った.また,注視状況を記録するにあたり用いた顔認識の技術を利用し, 2台のWebカメラを用いてユーザーに負荷を与えず入退室履歴の記録を行った.
結果,注視状況の記録においては6人でのグループディスカッションにおいて, 最高40% 程度の精度で視点推定が可能であることが分かった. 入退室の記録においては,24時間部屋の入口に設置した場合に,入室90%,退室40%程度の精度で記録することが可能であることが分かった.